炒めものや揚げ物、ドレッシングに使用したり、他にも食生活で何かとかかせないのが ”油” 。
昔からよく ”ダイエット” といえば油を控える、なんてよく耳にしていましたが、最近ではその考えも変化し、「質のいい油」を摂ることがダイエットでも話題になっています。
本ページではたくさんの種類の食用油の中から、ダイエットをはじめとする美容効果絶大の油と、効果的な取り入れ方についてご紹介します。
油がダイエットに避けられていた理由
カロリーだけを気にしている
料理全般によく使われる食用油の代表例として、サラダ油を例に挙げると、100gあたりのカロリーは900kcal前後。
一回の料理に使う量だと、大体大さじ1杯14gで126kcalほどです。
数値だけ見ると、たしかにカロリー摂取をなるべく抑えたいダイエットには一見不向きにも感じますね。
しかし、油にも様々な種類があり、中には基礎代謝を上げて脂肪燃焼を助けてくれる油や、摂取しても脂肪になりにくい油など、ダイエットする上で非常にメリットになるものが実はたくさん存在します。
脂肪になるだけだと思ってた油が、まさか脂肪を燃やしてくれるなんて・・・知らなかった~!
油には他にこんな嬉しい効果も
そもそも、油は「脂肪酸」と呼ばれる ”脂質” に分類される栄養素で出来ています。
脂質はたんぱく質、炭水化物と並ぶ三大栄養素のうちの一つで、私たちの身体をつくる上で欠かせない大事なエネルギー源。
もちろん、脂質は摂り過ぎると肥満などの原因になるため注意が必要。
ですが、脳や体内の細胞をつくる上でも非常に重要な栄養素のため、上手に摂り入れることで身体や脳の調子が良くなる・肌の潤いバランスが整う・髪や爪が綺麗になるなど、女性にとっても嬉しい効果がたくさんあります。
オイル美容はとても有名だけど、食べる油にも美容効果があるんだね~!
でも私、マックのポテトが好きでよく食べるけど、肌荒れしちゃうんだよね。
ただやみくもに油を摂ればいいってことじゃないですよ。良い油を、適量摂ることが大事です。。。
・油の種類によっては、脂肪燃焼効果や脂肪に変わりにくいものがある
・良質な油は美肌&美髪効果、アンチエイジング効果、心身のパフォーマンス向上などの効果がある
油の成分 ”脂質” について理解しよう
「脂質」は、2種類の ”脂肪酸” に分けられます。
油を選ぶ上でとっても重要になるので、十分理解しておいてくださいね。
飽和脂肪酸
体内でつくることができる脂肪酸で、主に体のエネルギーとなります。
乳製品や肉などの動物性脂肪などに含まれていて、一般的に常温で固体のものが多いです。
バター、マーガリン、ラード、ココナッツオイルなどですね。
飽和脂肪酸の油は過剰摂取になりやすく、摂り過ぎは生活習慣病のリスクを高めてしまうので、気を付けたいところです。
ですが上手に摂取することで身体にとって様々なメリットもあります。
ダイエットに効果的な ”中鎖脂肪酸”
飽和脂肪酸には長鎖脂肪酸・中鎖脂肪酸・短鎖脂肪酸の3種類から成り立っていて、その中でも話題になっているのが「中鎖脂肪酸」。中鎖脂肪酸のことを ”MCT” とも言います。
中鎖脂肪酸はエネルギーとして分解されやすく、体に脂肪を付きにくくする効果が高いのでダイエット効果にも最適なんです。
運動効率を上げて、より脂肪燃焼効果を促進させてくれるのです。
・バターやマーガリン・ラードなどに含まれる、動物性の脂肪酸
・普段の食生活で摂り過ぎになりやすいので注意
・飽和脂肪酸の中の「中鎖脂肪酸」はダイエットに非常に効果的
不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は体内でつくることができない成分で、食品等で摂取する必要があります。
比較的エネルギーとしては使われにくく、常温で液体の脂肪酸で、植物や魚の脂に多く含まれています。
不飽和脂肪酸はさらに 「一価不飽和脂肪酸」 と 「多価不飽和脂肪酸」 の2つに分けられます。
え~!ひと括りに油といっても、こんなに種類があるんだ。
一価不飽和脂肪酸
一価不飽和脂肪酸は ”オメガ9系脂肪酸” に分類され、積極的に摂取したい油の一つ。
オレイン酸が多く含まれ、生活習慣病の予防にも効果が高い健康油で、日常的に使う油としてもおすすめです。
オメガ9系の油はオリーブオイル、べに花油、なたね油、落花生油などがあります。一般的によく使用される油が多いですね。
多価不飽和脂肪酸
多価不飽和脂肪酸はオメガ3系、オメガ6系脂肪酸に分類され、オメガ3系は特に意識して摂取する方が増えています。
オメガ3系を摂取する上でオススメなのが ”亜麻仁油” と ”えごま油” 。
体内で合成することができない必須脂肪酸のα-リノレン酸が特に多く含まれており、様々な健康・美容効果が期待できます。
αリノレン酸は、摂取すると、体内でDHAやEPAに変化します。
それによって生活習慣病の予防やアレルギー抑制効果などの健康効果はもちろん、
血流促進効果が高まることで美肌効果やむくみ・便秘解消などの美容効果も抜群です。
オメガ3系の油は、熱に弱く酸化しやすいという特徴があるので、火を通さず、サラダなど食材にかけて食べるのがおすすめです。
・一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の2種類から成り立っている
・体内でつくれない成分のため、積極的に摂取する必要がある
・オメガ3系や9系など、健康や美容効果が高いものが含まれる
トランス脂肪酸
植物性油脂を精製・加工する際にできる脂肪酸で、ファーストフード、お菓子、 アイスクリーム、ケーキ、菓子パンや、マーガリン、ショートニング、マヨネーズなどに多く含まれます。
脂肪酸の中でもトランス脂肪酸は最も健康面でネガティブな要素が高く、なるべく摂取は控えたいものです。
過剰摂取のリスクは他にも、コレステロール上昇、冠動脈性心疾患のリスクを高める恐れもあるので注意が必要です。
私が積極的に摂ってた油はこれだったのね・・・。
一生懸命スキンケアしてたのに、肌が荒れたのも納得。控えなきゃ~。
・お菓子やファストフード系に含まれる油は大体これ
・百害あって一利なし。なるべく摂取は控えましょう
あなたにおすすめの油は?
アンチエイジング・美容効果にこだわるなら
あなたにはオリーブオイルがおすすめ
オリーブオイルには、老化物質となる「酸化」を防ぐ成分を多く含んでいるのが特徴。酸化は加齢、不規則な食事や生活習慣、ストレスなどで起こります。
また、オリーブオイルはオメガ9系に分類されますが、同じく体内で生成できない、必須脂肪酸のオメガ3系や6系のリノール酸やリノレン酸も含まれています。
以上のことから、日常的にオリーブオイルを摂取することは、アンチエイジングに最適と言えますね。
他にもお通じの改善や生活習慣病の予防効果など、見た目だけでなく内側からもキレイを目指すことができるのが ”オリーブオイル” なのです。
昔からオリーブオイルが健康に良いと言われてたのはこういうことだったのね。味も風味もいいから大好き!
生でも加熱しても風味を損なわない ”エクストラヴァージンオリーブオイル” は、炒めものや揚げ物、ドレッシングなど様々な料理に使えますよ。
香り高いエクストラヴァージン・オリーブオイル。
1000mlと大容量で、様々な料理に使えます。
楽天オリーブオイルランキング1位。
肌質・ホルモンバランスの改善をするなら
あなたには亜麻仁油がおすすめ
必須脂肪酸のオメガ3系に分類される、亜麻仁油。
亜麻仁油には「植物性リグナン」という成分が含まれているのが特徴で、女性ホルモンと似たはたらきをすることから、月経の不調や更年期障害の緩和など、女性にとって嬉しい効果が期待できます。
また、亜麻仁油の上質な油は肌の細胞を整え、肌荒れや肌のうるおい不足を改善する効果があるとか。
女性特有の悩みや美肌を保ちたい方にぴったりの油です。
亜麻仁油は酸化しやすく、熱に弱い油です。
開封後はなるべく早めに使い切ることと、摂取する際は加熱せず、食材や料理に直接かけて食べるのがおすすめです。
亜麻仁油は、一日に小さじ1杯程度を目安に摂取しましょう。
生活習慣病予防、アレルギー抑制効果なら
あなたにはえごま油がおすすめ
オメガ3系に分類される、α-リノレン酸を豊富に含むえごまの種子からつくられる油です。
えごま油は特にα-リノレン酸の含有量が高く、100gあたりの含有量は約60%。
同じくα-リノレン酸を多く含む亜麻仁油よりもはるかに多い含有量です。
さらにえごま油には、「ルテリオン」と「ロズマリン酸」という、炎症を抑える成分が含まれているため、アレルギーの緩和に効果的。
その他健康面でもメリットが多く、血液をサラサラにする効果により動脈硬化の予防、血圧改善にも効果が期待できます。
日頃から体調を整えたい、いつまでも健康でいたいあなたにはえごま油がぴったりです。
えごま油はあまりクセがないので、ジャンル問わず様々な料理に使いやすい油です。
えごま油も亜麻仁油同様、熱に弱く酸化しやすいので、加熱せず食品に垂らして食べることと、開封後はなるべく早めに使い切りましょう。
圧搾したオイルをクリアにすることで、食べやすく仕上げています。
加熱せず抽出することで、栄養素や風味を壊さずに仕上げています。
国内有機JAS工場で丁寧に1本ずつ充填。
価格:1,998円~
ダイエット最適なのはMCTオイル
MCTオイルは、ヤシ科の植物に含まれる天然の成分「中鎖脂肪酸(MCT)」100%で生成された自然由来の植物油のこと。
MCTオイルはエネルギーの消化吸収が他の油の4倍も早い
一般的なサラダ油やオリーブオイルに含まれるLCT(長鎖脂肪酸)は 、MCT(中鎖脂肪酸) に比べて消化吸収の経路が長く、消化しきらなかったエネルギーは脂肪となって貯蔵されます。
MCT(中鎖脂肪酸) はその消化経路が短く、エネルギーがすぐに分解されるため、余分に脂肪が溜め込まれるのを防ぐことができます。
同じ油でも消化スピードにそんなに違いがあるんだね。
脂肪にならない油なんて、最高!
糖質制限を組み合わせると、体脂肪をより消費しやすくする
私たちの体のエネルギー源は主に ”糖質” が使われます。
その糖質を制限することで「ケトン体」がつくられるようになり、体内のエネルギー代謝は糖からケトン体に切り替わり ”脂質代謝” となります。
脂質代謝になると、糖質を摂らなくても体内に溜め込まれている脂質(贅肉ですね。)をエネルギーとして活用するので、効率よく脂肪が燃焼され、ダイエット効果が高まるのです。
また、運動の持久効果UPも期待できるので、体が疲れにくくなります。
自分の脂肪を優先的に燃やせるなんて、嬉しすぎ~!
これからはMCTオイルしか勝たん!
私もMCTはクセがなくて食べやすいので大好きです♪
一日に小さじ1~大さじ1杯を目安に、加熱せず食事にかけて食べてください。
糖代謝を高める「ケトン体」生成を促し、ダイエット中の油として最適です。
楽天MCTオイルランキング1位。
価格:2,142円~
人気のMCTオイルのスティックタイプです。
価格:972円~
まとめ
いかがでしたか?
今回はダイエットや美容に効果的な油を厳選してご紹介しました。
これからは、美容やダイエットに、積極的に油を摂取してみましょう。
そして料理のシーンや目的に合わせて油を使い分け、健康的でおいしい料理を楽しんでみて下さいね。