美容の話題になると必ず出てくる、と言ってもいいほど世の中で関心が高まっている ”エイジングケア” 。
30代にもなったらエイジングケアをしないと、という考えも自然と生まれてきますよね。
ですが、「エイジングケアは高い化粧品を買わないと出来ない」または「スキンケアに時間をかけないと出来ない」という考えの方は実際に多くいるんじゃないでしょうか。
アラサー世代はエイジングの影響をダイレクトに受けやすいお年頃。
それなのに、世のアラサー主婦の方たちは、家事に仕事に子育てに、自分のケアなんて後回しになっていませんか?
そんなの、もったいない!本ページでは、私たちアラサー世代が10年後もキレイでい続けるために出来る、必要最低限のことをピックアップしてご紹介します★試してみてね!
そもそもエイジングケアって、どんなケア?
エイジングケアとは、加齢によって起こる肌のエイジングサイン(シミ・しわ・くすみ・たるみ・毛穴開き・ほうれい線・乾燥など)をケアするための、肌のお手入れのこと。
または、予防すること。
では、具体的にどんなケアをするのか、解説していきます。
メインは保湿ケア
エイジングに負けない肌には、表皮のコンディションを整えることが必須。
表皮の一番外側にある ”角質層” は、肌のうるおいとバリア機能を担っています。
この角質層に必要なうるおいが保たれていないと、肌のバリア機能は低下し、様々なダメージを受けやすくなるので、肌の老化が進みます。
このようなことを防ぐために、まずは ”保湿” で肌に十分なうるおいを与えてあげることが、エイジングケアをする上で必要不可欠となります。
外的ダメージからのケア
肌にダメージを与える要因はたくさんあります。
◆老化を促進させる主な外的要因
・紫外線、スマホやゲーム、PCなどのブルーライト
・大気汚染、空調、タバコ
・肌に負担をかけるスキンケア(こすったり、強い力で肌を動かすなど)
えっ?!これ全部避けるって、無理じゃない?!
年代に応じた+αのケア
肌の若々しさを担っているのは、表皮の奥の「真皮」という部分。
真皮の中の ”線維芽細胞” は、肌にハリや弾力・うるおいを与えているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などをつくりだしています。
加齢や肌ダメージが進むと、線維芽細胞が少なくなっていき、肌のハリや弾力が失われ、たるみやシワなどのエイジングサインが出てきます。
線維芽細胞は、減ってしまうと新たに化粧品で増やすことは困難とされています。
エイジングケアを化粧品で取り入れる際は、線維芽細胞のはたらきを促進させる「ビタミンC」や「ナイアシン」、「レチノール」などが入っているものを選ぶのも効果的です。
アラサー主婦のスキンケア事情
スキンケアに美容に、いくらでもお金と時間をかけられた20代。
今思えば、肌悩みなんてせいぜい毛穴や皮脂テカリくらいのものだったのに、なぜかあんなに一生懸命に情熱を注いでいたのは、私だけではないはず。(笑)
アラサー世代は、若い頃よりも何かと忙しくなって、自分にかける時間がどんどん減ってきます。
ましてやスキンケアなんて、意識してやろうとしないとなかなか時間もとれませんよね。
でも、諦めてはいけません。
そもそも、普段こんなことしていませんか?
熱いお湯&ゴシゴシ洗顔
体温より熱い温度のお湯での洗顔は、肌のバリア機能を担っている皮脂膜のバランスを崩してしまいます。
肌の必要以上の水分蒸発を防ぐのに重要な役割を果たしている「皮脂膜」は、油分と水分のバランスで成り立っています。
皮脂膜のバランスを損なわないためにも、体温よりも低めのぬるま湯で、擦らずに優しく洗顔するようにしましょう。
化粧水しか使わない or オールインワン化粧品のみ
先述した内容に続きますが、うるおいのある肌には水分だけでなく油分も必要です。
ベタつくのが嫌で化粧水しか使わない、という方はよく聞きますが、油分の不足は肌の内側の乾燥が進み、かえって多くの皮脂を分泌させてしまいます。
また、手軽にできるスキンケアとして ”オールインワン化粧品” がありますが、個人的にはオススメしません。
化粧水や乳液など、それぞれにしか出来ない役割があるのに、それを一つに凝縮させるのって本来無理な話です。
まして年齢が進んだ大人の肌は、よりデリケートになっています。
なるべくスキンケアをシンプルに済ませたい方でも、最低限化粧水と乳液だけは使うことをオススメします。
日焼け止めを塗り直す習慣がない
紫外線は一年中、私たちの肌にダメージを与え続けています。
ファンデーションに日焼け止め効果があるからといって、朝塗ってそのままになっていませんか?
日焼け止めの効果が十分に発揮されるのはせいぜい2時間といわれています。
本当に面倒くさいですが(笑)、本来は2時間おきのお直しが必要なんです。
といっても、「そんなの忙しくて無理だよ!」という方はたくさんいるでしょう。
そんな方には、持ち運び可能なスプレータイプの日焼け止めや、一日一回飲むだけでOKな日焼け止めサプリがオススメです。
エイジングが進んだ肌の変化
30代頃からの肌
20代前半までと比べて肌ダメージを受けやすくなり、ちょっとの寝不足や疲れ、偏った食事などで肌荒れが起こるようになります。
また、肌のキメが荒くなり、化粧ノリの悪さを感じるのもこの頃から。
肌のターンオーバーが乱れて、くすみや乾燥、小ジワ、毛穴開き、ほうれい線などが出始めます。
このあたりの症状はもう経験している方が多いのではないでしょうか。
私もその1人です・・・。(笑)
自分で書いててツライよ。トホホ
40代頃からの肌
肌の若々しさを保っている真皮層のはたらきが徐々に弱まっていき、体調のコンディションを問わずエイジングサインが肌に刻まれていきます。
この頃からよく見られるようになるのはシミ、シワ、頬のたるみなど。
若い頃に浴びた紫外線の影響が、もろに出てきます。。。
50代頃からの肌
表皮・真皮の働きがさらに弱まり、肌はますますデリケートに。
女性ホルモンが乱れ始めると、それが肌にも影響してきます。
皮膚は薄くなり、さらに乾燥が進んで、肌色が暗くなります。
今までにあらわれたエイジングサインがより濃くなっていき、メイクでカバーすることも次第に困難になります。
アラサー世代が今すぐやるべきエイジングケア
肌の老化を一刻も早く止めなきゃ!何か簡単にできることはないの?
スキンケアで水分&油分を補給
ダメージに負けない肌 = エイジングレス肌!
先述した通り、バリア機能を高めるための ”保湿ケア” を徹底して行いましょう。
ベタつきが気になるなら、サッパリとした使い心地のスキンケアを。
化粧水だけでなく、油分を補える乳液もセットで使うようにしましょう。
また、スキンケアをしてもすぐに乾燥してしまう方は、保湿力の高いクリームを。
肌のバリア機能を高めるヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド配合のものがオススメです。
保湿ケアは洗顔してすぐが鉄則だよ!洗面台に置いてすぐ塗るようにしてね。
紫外線対策を習慣に
保湿と紫外線対策を十分に行っていれば、もう最低限のエイジング対策はほぼ出来たも同然です。(私の勝手な意見です(笑))
オススメは日焼け止め効果のある日中用乳液や、紫外線やあらゆる汚染物質などから肌を守るUV下地などのアイテム。
また、日中のお直しにはUVカットのフェイスパウダーや、日焼け止めスプレーを。
お直しが難しいママさんには、日焼け止めサプリがオススメです。
肌の老化を進める ”糖化” を防ぐ食生活
「糖化」とは、体のコゲのようなもの。
糖質を過剰に摂取することで起こります。
食生活や生活環境により糖化が進むと、体の老化を促進させてしまうものです。
食生活では糖分の摂り過ぎに注意することである程度防ぐことが出来ます。
◆糖化を防ぐために控える食べ物
・ご飯やパン、麺類などの炭水化物(適量はOK)
・甘いもの、お菓子、ジュースなど
・炭酸飲料、アルコール類
ちなみに「糖化」と似た老化を促進させる現象に、 ”酸化” という体のサビのようなものがあるよ。
これはすでに生まれたときから始まっている現象で、大気汚染や紫外線、心身のストレスなどが原因で肌の老化を進めてしまうの。
どっちも美容の敵には変わりないから、気をつけなきゃね~!
運動不足なら軽い運動を取り入れよう
適度な運動は言うまでもなく、健康や美容効果が絶大です。
毎日15~30分程度の、軽く心拍数が上がる程度の運動を行うのが一番オススメ。
軽めの有酸素運動は成長ホルモンの分泌が促進され、血流が良くなり肌のターンオーバーが整います。
肌のターンオーバーが整うとシミやくすみが目立たなくなり、肌質もみるみる見違えてきます。
また、適度な運動は代謝をUPさせ、ダイエット効果や睡眠の質UPに繋がるので、無理のない範囲で体を動かすことは心にも体にも良いことづくめなのです。
プラスで、軽い負荷の筋トレはさらに代謝を高めてくれるからオススメだよ。
ただし、キツすぎる運動は老化を進めるストレスホルモンが分泌されるので、注意して~。
まとめ
今回は、忙しくてなかなか自分に時間とお金をかけられない、アラサー主婦のみなさんに向けたエイジングケアを考えてみました。
全部の対策をいきなり行うことは難しいと思いますが、自分の生活習慣を見つめ直して、是非何か一つでも出来ることを見つけてみてください。
とはいえエイジングケアについてここまで書きましたが、老けていくことは、決して悪ではありません。
ですが、キレイに年を重ねていく人と、なるべくして老けた人とでは、見た目も心もきっと全然違いますよね。
10年後もキレイでいられるように、日頃のケアを楽しく行っていきましょう♪